不動産は活用して意味があるものです。全体資産の中で有効活用すべきものについては将来を見据えた上で最も適切な活用方法を選択採用し、実践いたします。不動産は、有効に活用し、所得を稼がせねば意味がありません。放っておいても固定資産税はかかります。しかし、ここで活用方法を誤ると取り返しのつかない大変な事態に陥ってしまう可能性があります。
資産の中には「不良資産｣と「優良資産」があります。不良資産とは、画地条件、法的規制などによって有効活用のできない土地、老朽化した貸家等の敷地、貸宅地（借地権者に賃貸等している土地）などが代表的です。こうした資産は、土地の持つポテンシャルを十分に発揮できず、何らかの改善が必要です。
これからは人口減少期に入っていきます。郊外の土地は益々魅力を失って行きます。郊外に殆どの資産をお持ちの方は大変危険な状態にあると考えられます。今需要のあるうちに郊外の土地をいくらかは売却し駅に近い、あるいは都心に近いところに買い換えることが得策です。この方が活用するにしても利回りが向上しますし、管理も容易です。また、特定事業用資産の買い替えという制度があり、税制上の大きな特典があります。
資産の次代への承継は大きな問題です。相続人である兄弟姉妹間の遺産分割では、あちこちで紛争が絶えません。「遺言」の活用と同時に事前に綿密な対策を講じることが肝要です。
資産所有会社を活用することによって、資産管理のシステム化を図ると同時に所得税もある程度コントロールします。
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